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2019.10.10

コラム

英会話教室に通うことと英語のネットワークを作ることは違いとは何か


英語のスピーキング・ヒヤリング学習にとって一番の実践は実際にネイティブスピーカーと会話することでしょう。では、本当に英会話をすることで英語のスピーキング・ヒヤリングが出来るようになるのでしょうか。
今回は、英会話教室に通うことと英語のネットワークを作ることについて解説します。

英会話教室に通うこと

最近は、英会話教室に通うことなく、インターネットのスカイプなどによって、フィリピンなど海外の英語をしゃべることができる人と会話をする英語の学習ができるようになりました。また、これらの費用が非常に安くなっています。以前であれば、外国人と1対1で会話するときは、1時間で1万円前後することもありました。英会話教室に通うということは、留学や海外に居住することと同じく直接外国人と話すことで実践的な英会話をすることができます。

外国人と話すことの効用

英語の習得するために外国人と直接話す機会があった方がいいかどうかといえば、当然いいに決まっています。その意味では、英会話教室に通うことは、上達につながるかと聞かれれば、答えはYESです。英会話を実践する場としては最適な方法です。
しかし、これが英語のネットワークを作ることに効果的かどうかと問われれば、答えは、NOです。なぜなら、英語で会話する前提として、英語のネットワークが必要であるからです。すなわち、英会話するときは、その持っている英語のネットワークの中から話したい内容の英語を選択して、それを発音するという作業をしますが、その英語のネットワークがなければ、ほとんど意味がありません。

英語のネットワークを作ることが先決

英会話をしても、英語のネットワークを作るという作業に寄与しません。一番大きな理由は、繰り返す作業が少ないという点です。英語のネットワークを集中的に作るためには繰り返すという作業がとても重要です。例えば、英会話教室で行う自己紹介を例に挙げます。英会話教室に行けば必ず最初に自己紹介を行います。ネイティブスピーカーの英語の教師が変わるたび、最初に何度も自己紹介を行います。そして、何度も同じことを繰り返しているうちに、スムーズに何も考えずに言えるようになります。自己紹介ですので、違う内容ではなく同じことを繰り返します。「My name is Taro Yamada. I am 18 years old. I live in Nagoya. I am a student.」などです。このようにすることによって、最初は、スムーズに話せなくても、徐々に何も考えずにいえるようになってきます。何度も何度も繰り返し使うことによって、瞬時に無意識に文章が出てくるようになります。こうすることによって、英語のネットワークを作ることができます。このように自己紹介などは何度も同じことを言うため英語のネットワークが出来てくるのですが、フリートーキングでは、同じ内容は繰り返し話しません。必ず別の内容であり、1分として同じ内容ではありません。ここに英会話教室に通うことが、英語のネットワークを作ることに直結しない理由があります。

英会話教室は自分の英語のネットワークがどれくらい出来ているかを試すために行くと効果的

私たちは英会話教室に行く前に、先に音読と英作文を繰り返して自分の英語のネットワークを集中的に作ることを勧めています。また、何度も繰り返すことで最短で英語のネットワークを作ることができます。英会話教室はその英語のネットワークを作ってから、現在どの程度のネットワークが作られているかどうかを確認することやどれくらい聞き取れるようになっているかを確かめるための腕試しをするために利用するのが一番の効果的な使い方ではないでしょうか。

今回のまとめ

英会話教室や留学などネイティブスピーカーと会話をすることはスピーキング・ヒヤリングの実践するうえで素晴らしい環境です。しかし、スピーキング・ヒヤリングをするうえで必要な英語のネットワークを作ることには向いていません。したがって、英語のネットワークを作る学習も合わせて行わなければ英会話教室や留学なども効果的ではなくなってしまいます。このことを理解したうえで、実際の英会話教室などの実践を取り入れることが必要です。