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2019.10.10

コラム

中学生用の辞書を使って英語を勉強する方法とその効果


私たちは中学英語1500語の習得の重要性を常々推奨しています。そこで今回は、中学生用の辞書を使って学習する方法とその効果をご紹介します。

英語の中学生用の辞書の使い方

一番重要視すべきなのは、英単語を使えるようにするということです。使いこなせるようにするというのは、辞書で使い方を引いて、使い方が分かったら自分で英作文と音読をするという方法です。中学生用の辞書では重要度の高いものなどにはマークがついているので、それを目安に1500語までの学習範囲を決めていくと良いと思います。そして、順に使えるようにしていきます。ここではジュニア・アンカーの中学生用の辞書を参考にしています。
例えば、aの1番目の日本語訳をみてみると「1つの、1人の、1ぴきの」とあります。
そこで、a pen. a dog. a house. などと自分で作文をします。
aの2番目意味は[種類全体を表して]…というものでした。
そこで、
I like a dog.(私は犬(全体)が好きです。)
I like a cat. (私は猫(全体)が好きです。)
と作文をしてみます。
さらに、
I like the dog(my dog, this dog, these dogs)などとの違いを考えます。
するとaは不特定の時に、使うことが分かります。これに対して、the, my, this, などを使うと「この、私の」というように、特定のものになってくることが分かってきます。そして、theの項目を見て比較すると、aとtheの使い方が分かってきます。
さらにaの単語の3番目の意味に「~につき」という項目があり、
We eat three meals a day.
I have piano lessons twice a week.
とあります。そこで、
I go to my parent’s house twice a month.
We take trips three times a year.
How many times do you have English lessons a week?
などと自分で英作文をして、それを何度も音読します。

例文を参考にして英作文をしてみる

上記の作業と合わせて、途中で出てくる例文などでも自分が使えないものや関連するものなどを調べて、その単語も使えるようにしていきます。

たとえば、have lessonのhaveを見てみます。haveの5番目に「How many lessons do you have on Monday?」とあり、haveの使い方の中にこのように言う言い方があることを確認します。そして、そこにページ数を書いておいて、今度haveを学んだ時にhaveの使ったものを確認していきます。
また、たとえばmakeを見ているとしますと、makeの1のところの意味を見ます。そして、自分で「I make coffee. 」「I make box from paper.」などと作ってみます。そして、その後に、その例文を見ます。すると、「My mother made me a new dress.」という例文があります。
この例文を使って、「My mother made me a cup of coffee.」「My father made me a new computer.」などと作ってみます。

このように例文を参考にして文章を作れるようにしていきます。自分で作れるものは飛ばし、作れないものはチェックし直し文章を作り、繰り返し音読します。

単語を引きながら何でもいいから英作文をしてみる

上記の作業が出来るようになったら、次は、最初に単語を見て、自分で何でもいいので作文をしてみます。すぐに英文を作れるものは、マスターできていますので、次に行きます。そして、できないものだけをピックアップして、それについて、いろいろな例文を考えて英作文をしてみます。そして、それを何度も何度も繰り返し空で言ってみます。

たとえば、
wantという言葉なら、
I want to become a nurse.
I want to become a doctor.
I want to go to America.
I want to go shopping.
I want to drink something

と英作文をして、何度も何度も繰り返し音読します。

効果と結論

このように中学生用の辞書を使い学習をすることは、基本の1500語を英作文と音読で使いこなせるようにするという観点からは、非常に効果的ではないかと思います。この作業の中には、ネイティブスピーカーと同じ英語のネットワークを作るためのすべての要素が詰まっています。
ただ、この方法で欠点があるとすれば、辞書では単語の使い方はきちんと解説してありますが、日常良く使う日常会話の英語はあまり多くありません。そのため、なかなか自分のイメージや日常的な会話に沿った学習は難しい面があります。もう少し日常で良く使う日常会話を中心に学習した方が、すぐ使えますし、より早道であると感じます。また、辞書を使うと文章の量に際限がなくなるため膨大になりやすく、何度も同じ文章を音読することが置き去りになり、英語のネットワークを作ることが出来ず、最終的には定着させる前に挫折してしまうことも考えられます。そのため、ある程度日常会話で良く使う基本文だけに絞ったテキストを使うことの方を最初の段階ではお勧めしています。また、辞書を使うと文法中心の学習になりやすいため、しっかり音読と英作文を行い文法を考えなくなるまで自分に英語を定着させることが重要になってきます。

今回のまとめ

中学生用の和英辞書を使うことは、基本の1500語を理解するためには非常に効果的です。しかし、自分で学習する範囲や目標をしっかり決めて行うことが必要です。また、文法だけの学習にならないように、音読と英作文を中心に実際に使いこなせるようにすることを意識して学習を行うことも重要なことです。