お知らせ・コラム

NEWS・COLUMN
2019.10.10

コラム

英単語と日本語をくっつけて覚える英語勉強法の欠点とは何か


英語を学習する際、英単語を学びます。英単語を理解するためには一度日本語に翻訳して意味を理解します。しかし、この翻訳したままの英語ではネイティブスピーカーと同じ英語の理解の仕方とは違ったものになってしまいます。今回は、英単語を日本語とくっつけたまま覚えるのが何故良くないのか、どうやって英単語を学ぶのが重要なのかを解説します。

英単語と日本語を対にして覚えても使えるようにならない

私たちが英単語を覚えるとき、ほとんどが、desk=机、car=車などと英語と日本語を並べて意味を覚えていきます。これは意味を理解するために仕方のないことですが、しかし、この状態では日本語に英語をくっつけて覚えただけで、使えるようにはなりません。たとえば、Arrive, reachを「到着する」と覚えても使えない英語、すなわち、単なる知識にすぎません。単語は使い方も含めて覚えなければ使える英語になりません。仮に文章で覚えても同じです。「 I reach the hotel.」「 I arrive at the hotel.」を「私は、ホテルに到着しました。」と覚えても、これは、日本文と英文を記憶しているだけで使いこなせません。文章の方が単語を覚えるだけよりはましですが、これでも、reach やarriveを自由自在に使いこなせるようにはなりません。Arriveの場合「名古屋に到着しました」のような場合inを使います。「I arrive in Nagoya.」です。reachの場合は、「I reach Nagoya.」にしなければなりません。
このように単語は使い方まで学習しなければ自由自在に使える単語にはなりません。英語と日本語を対で覚えても、日本語と英語をくっつけているだけで、意味があるとすると英語を読む時だけです。しかし、これも日本語読みの翻訳作業で役に立つだけです。これは、ネイティブの読み方とも違います。したがって、これをどれだけ積み重ねても、絶対にネイティブになることはできません。これは、テストでは、いい点がとれても、ネイティブのように読み書き、話すためには、害をおよぼすだけです。これが、日本人がネイティブになれない最大の誤りの1つです。そのため、この方法は、やめるべきです。

ネイティブスピーカーの理解の仕方

英文と日本文を対にして、たとえば、I want an apple. (私は、リンゴがほしい。)という文章を覚えたとしましょう。しかし、これを記憶しても使うことができません。リーディングでは、通用するかもしれませんが、スピーキングでは、使えません。したがって、もし、1ページほどの文章を覚えたとしてもその文章では、意味が分かるかもしれませんが、使える英語になっていません。これは、単に文章を記憶しただけの状態になっています。この状態で英語を読めるようになってもそれは、ネイティブスピーカーの読み方とは違います。日本と英語を対で覚えた状態で英語を読むと頭から理解しようとしません。典型的な例は、関係代名詞です。
たとえば、「He is Mr. Oyama who wears a yellow coat.(黄色いコートを着ている人が、大山さんです。)」という文章です。これをネイティブスピーカーの読み方で読むと、『彼が大山さんです。彼は、着ています、黄色いコートを』と考えます。この順番でイメージを作ります。このようにネイティブスピーカーは、文字を瞬時にイメージ化しているのであって、翻訳しているのではありません。

日本語と英語をくっつけて英語の学習を続けても覚えては忘れを繰り返すだけ

前に説明したようにネイティブスピーカーは、頭からイメージ化して理解しています。しかし、日本語にくっつけたままの英語では、書かれた文章であれば何とかなるのですが、映画のサブタイトルなどには、すぐに消えてしまいますので、翻訳しながらではそのスピードについていけません。このように日本語と英語をくっつけるやり方をしていると英語の意味を無限に覚えているだけで、覚えては忘れ、忘れては覚えの繰り返しです。最終的に必要な、英語とイメージの接続には至らないのです。

単語は使いながら覚える

単語の学習は、最初は意味を理解するために翻訳をして意味を理解するところから入らざるを得ません。しかし、意味が分かったら今度は使い方をマスターしなければ意味がありません。使えるようにするためには英作文をする必要があります。ただ、日本文を英文に直す英作文をしても結局対にして英語を日本文にくっつけているだけなのでそれでは使えるようにはなりません。そのため、英作文と言っても、基本文を入れ替えや変化させる英作文をする必要があります。基本文で意味を理解した後で、英語だけで入れ替えたり変化させたりすることで初めて英語を直接イメージと接続させることができます。そうすると英語だけでイメージ化できるようになるため、ネイティブスピーカーのように単語を使えるようになります。このように単語を学習するときには、使えるように学習することが必要です。

今回のまとめ

英単語は日本語にくっつけたまま覚えると、ネイティブスピーカーと同じようにイメージとして理解できず、さらには常に翻訳作業が介入してきてしまいます。これを脱却するためには、英単語の意味を知るだけではなく、実際の使い方を学び、実際に英作文をして初めてネイティブスピーカーと同じように使いこなせるようになります。さらに英語だけで英作文を出来るようになると少しずつ英語と自分のイメージが接続されてネイティブスピーカーと同じ英語のネットワークを作ることができます。英単語の学習をするときはこのことを意識して学習に取り組んでみてください。