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2019.10.08

コラム

英語を聞きまくる教材の利点と欠点

英語を聞きまくることで英語を理解できるようにするという英語の教材があります。聞くだけで本当に英語を理解できるようになるのでしょうか。今回は英語を聞きまくる教材の利点と欠点を解説します。

聞くことの重要性

聞くことに重点を置いている教材があります。聞くことができるということは、ネイティブスピーカーになるための重要な要素の1つです。BBCやCNNを聞くにしても、映画をみるにしても、英語の発音が聞けることが重要であることは、当然のことです。日本の英語教育が読むことと書くことに重点を置きすぎて、この発音を聞くことや話すことに重点を置いていません。そこで、発音を聞けるようにすることに重点を置いている「英語を聞くだけ」の教材があります。テレビなどで話題になっている一番売れている教材と言っていいでしょう。これは、日本語と英語を並べ、聞くだけで英語が学べるということで一世を風靡しました。

英語を聞きまくる教材の利点

この教材の利点は、聞くだけで手軽に学習できることです。また、聞くということを最重要視しています。先ほどの英語を聞くことをしていない日本人にとっては、とても重要なことです。今の、日本の英語教育では、聞く段階で、撃退されます。正確な発音が聞き取れない、また、発音が不正確でまともな発音ができないことが克服されるかもしれません。

英語を聞きまくる教材の欠点

この聞きまくる教材の欠点は、翻訳作業がなくならないことと文章の応用が利かないことです。この教材では、日本語と英語を平行して並べて学習します。そのことによって日本語と英語を並べてくっつけたままの状態になってしまうので、英語を日本語に翻訳する癖はなくなりません。また、教材に出てくのと同じ文章であれば、聞けるのですが、その内容や単語が違っているとその文章には対応できないのです。同じ文章などは、たくさんの組み合わせがある英語の世界では全く通用できないのです。これを私たちは「文章の固定化」と呼んでいます。

この欠点を克服するためには音読と英作文が必要

そこで私たちは音読を勧めています。私たちの作るテキストでも聞く作業はあります。聞くことができるようになったら、さらに音読をするようにします。この両方が必要です。発音できるようにすると当然聞くことができます。聞けても発音できないことはありますが、発音できれば、聞くことは当然にできます。なぜなら、発音することは、聞くことよりももう一段能動的な行為であるからです。そのため、私たちのテキストでは、聞いた後に音読を勧めています。
もう一つは、英作文です。入れ替えや変化させる英作文を行うことで、自由自在に英語だけで文章を作れるようにすることであらゆる英文に対応できるようにすることを勧めています。これによって「文章の固定化」を打破することができます。そして最後に、音読と英作文にはもう一つ大きなメリットがあります。自分で英作文して作った文章を音読することで、自分の持っているイメージと英語が接続されて、日本語が自然に切り離され翻訳作業をしなくてもスピーキング・ヒヤリングできるようになるというメリットです。これは音読と英作文にしかないメリットです。

今回のまとめ

英語を良く聞くことは発音を正確に聞き取るということには意味があります。しかし聞くだけでは、翻訳せずに英語を理解できるようになることやいろんな文章に対応できることができるようにはなりません。そのため、聞くだけではなく合わせて音読と英作文を行うことであらゆる英語を英語のままで理解できる英語のネットワークを作ることが必要です。以上のことから、英語を聞くだけではなく、音読と英作文を取り入れることをお勧めします。